seikatu-chie.com

生活をいまよりちょっとだけ楽しくしたい。そんなお手伝いができたらステキやん。

家族の認知症介護の大変さとやさしくできないことへの自己嫌悪

   

「わたしはあんな人知りません」

60年以上も夫婦として苦楽を共にした祖母が祖父に対してそう言うようになったのかここ数年の事。その横で祖父は悲しそうなやりきれない顔をして助けを求めてくる。

正直今まで家族が認知症になるなんてこと思ってもいなかったし、ここまで大変なこととも思わなかった。

ニュースで認知症介護の話題を見てもどこか他人事で、ちょっと物忘れが激しくなるぐらいのものだと思ってた。でも現実はもっと残酷で無慈悲だった。

スポンサーリンク

 

祖母が認知症になってはじめに感じた事

数年前のある日、感じた違和感。同じことを繰り返し言うだけでなく突然、自分の息子の名前すらでてこないことがあった。

あの時は冗談で「まさか痴呆になったんじゃないか?」なんて笑っていた自分を今では嘲笑ってやりたい思いだ。その違和感が確信に変わったとき、いつしか自分自身であることを言い聞かせて納得するようにしていた。

「歳なんだし仕方がない」ということだ。そう言い聞かせることで心のモヤモヤとこれからの不安を紛らわせることができた。

 

認知症で苦労していること

認知症にもいろんな症状があると思う。そしてそれぞれの家庭で生活環境も異なるし、認知症以外は健康であるという方はなおさら大変だろう。

ぼくの祖母は足が悪いため放浪することがないという点はとても助かっている。そうじゃなかったら間違いなく施設に入れているはずだ。認知症の祖母に苦労している点をいくつかあげてみる。

家族のことを他人だと言う

精神的にこれが一番くる。孫はもちろん、命がけで産んだ息子、そして何十年も寄り添ってきた旦那のことまで本当に忘れてしまう。

男は認知症になっても妻のことは忘れないが、女は旦那を一番最初に忘れるということを何かの本で見たことがある。まさしくその通りだ。

四六時中忘れっぱなしというわけではなく、1日に数回程度、なんの前触れもなく突然「あなたは誰?」となる。人によってはパニック状態に陥ってしまう認知症患者もいるだろう。我が家はそれがない点はまだ助かっている。

 

食事をしたか忘れる

母が他界しているため食事の準備はぼくと父の二人で行っている。1日中部屋で過ごしている祖母にとって食事は唯一の楽しみといってもいいほどの娯楽だ。

レストランのように豪勢なものは作れないが、少しでも喜んでくれるであろう食事を朝昼晩と作る。しかし、食事の準備をして食べさせ、片付け終わる頃にはなにを食べたのかすら思い出せない。

ときには「わたしのだけ食事が準備されなかった」と癇癪を起すこともある。それが当たり前のように続いてしまうと自分が何のために頑張っているのか目的を見失いそうになる。

 

10分前のことを忘れる

どうして忘れるの?と尋ねたくなるほど驚くほどすぐに忘れてしまう。病院に行きたくないと駄々をこねる祖母をやっとの思いで説得させ、準備し終わる頃にはとっくに病院に行くことなど忘れている。

また1からやり直しだ。そんなことを何度も繰り返しているとやさしく笑いかけながら説得する気も失せてくる。元気だった姿が脳裏に刻まれているからこそ、今の祖母の姿を見ると次第に苛立ちに変わってきてしまう。

そんな苛立ちを感じてしまっている自分がひどく恐ろしく感じ、嫌いになる毎日だ。

 

やさしくできないときは

僕も父も仏様ではない。いつでもずーっと穏やかな気持ちでいることなんてできない。突然癇癪を起した祖母の話を1時間じっくりと笑顔で聞いてやっと落ち着き、その30分後にまったく同じことで同じように話を聞く日々。

顔はニコニコしていても心は無表情だ。

それでも大切な家族。やっぱり祖母には笑ってもらえるとうれしい。正直何度も何度も何度も何度も同じことばかりいう時は、ビデオカメラで撮影した言動を確認させて、認知症だと自覚させてやりたくなってしまうときもある。

でもそれがいいのか悪いのかは分からない。

ただひとつ言えるのは、なにかをしていないっていうのは祖母の中で事実で、本当にしていないことなんだろう。それをまわりが押し付けるのは最善の手だとは言い難いのではないだろうか。

だから一番いいのは常に共感してあげるということ。こちらの気持ちが乗らないときもあるだろう。そんな時は言葉だけ合わせておけばいい。

ただそれだけで相手も落ち着いてくれる。そして聞き流せるだけの力をもつことがとても大切な事なのではないだろうか。正直自分で何を書きたいのか分からない。

ただ、なんとなく疲れてしまっただけだ。世の中の認知症の家族をもつすべての方に言いたい。本当に毎日お疲れ様ですと。

 - 雑記

スポンサーリンク

スポンサーリンク

  関連記事

まわりに気分屋の性格の人っている?気分屋さんと上手に付き合うコツ

  あなたのまわりに気分屋の性格の人っていますか?さっきまで機嫌よくニ …

客がこないんじゃなくて来てほしくないオーラを出している飲食店はすでに死んでいる。

この前、飲食店を営んでいる知人と会う機会がありました。その人は昔から誰からも好か …

お笑い番組のせいで何人死んだ?とりあえず暴力か下ネタしとけば視聴率とれるんじゃね?的な発想はやめとけ

  僕は昔からドッキリ番組が大嫌い。その理由は全然おもしろいと思わない …

なにが楽しくてFacebookなんてしているの?時代遅れの感性と優越感に浸る愚か者よ

だいぶFacebookも廃れてきましたね~。あれだけ毎日のように更新していた人た …

失敗しているときは上達しているとき!すべてを他人任せにする生き方に満足してる?

あなたが何かを成し遂げようとしているとき、大きな失敗をすることもあるでしょう。そ …

ママ名刺はババ名刺!こんなの必要?待っているのはトラブルばかりの悲しい世界

夜中に妻にばれないように、ぱわわっぷ体操を必死に練習しているseikatu-ch …

したくもないことを笑顔で引き受けるバカな大人たちへ!断れたら幸せになるの?

学生のころイタズラ心でなにも書いていないノートの切れ端をハートに折って、前の席の …

あなたのオートロックマンションは狙われている!安心できない5つの理由

先日、ぼくが仕事から帰ってくると妻が「今日宅配便で~すって玄関から聞こえたから出 …

マジか!Amazonで安く購入する方法!知っておくと得するAmazonギフト券の裏ワザ

あなたはAmazonで買い物をすることがありますか?ぼくはめちゃくちゃよく買い物 …

二歳の息子がテレビを見て悲しそうにしてる!子供とテレビのあり方

目次0.0.1 こちらもぞうぞ!1 血だらけの暴力的シーンを見た息子2 テレビか …